院長挨拶

院長挨拶

写真01 私は慶応義塾大学一般消化器外科で食道疾動の主に癌を中心に研修を行っていました。
当時の食道癌手術は大変困難で、術後の肺合併症の予防と治療をいかに克服するかが重大でした。この対策のため私は新しく経皮的気管穿刺法を考案開発し、トラヘルパーと命名した器具を作りました。
現在この方法の価値が広く認められ、微力ながら多くの人々の救命に役立っている事は私の誇りです。

浦和市立病院(現さいたま市立病院)ではトラヘルパーを使い、世界最高齢92才の食道癌根治術を成功させ、当時のNHKやマスコミでも大きく取り上げられ超高齢者手術(85才以上)への関心の広がりに先鞭をつけました。これらの経験を生かした患者中心の医療を目指し、平成2年11月に当院を開院しました。診療の中心は胃腸の内視鏡で癌の早期発見と治療に力を入れています。苦痛を伴う事のある内視鏡検査ですが、患者さんに我慢を強いる医療は”悪”と考え苦痛のない内視鏡検査を目指しています。今後もさらなる努力をし、皆様の健康維持を手助けしていきますのでご安心してご利用の程をお願いします。